医療保険の銀行窓販が予想外に伸び悩み

医療保険で、2007年12月に保険商品の窓口販売の全面解禁で、銀行で購入できるようになったのですが、どうも売れ行きが伸び悩んでいるというのです。外資系保険会社を除く国内系保険会社の販売の累計は、1カ月間で約70件と、当初の予想を大幅に下回る滑り出しになってしまっています。原因は、資産運用を目的とした投資信託や年金保険とは異なり、万が一に備えるための保障性高い商品の取り扱いに、慣れていない銀行が、販売に及び腰になっているとの指摘がされているのです。

医療保険の他、銀行で新しく販売できるようになった保険は、がん保険、月払い終身保険、自動車保険などと多岐に亘っています。大手銀行や一部の地方銀行や信用金庫も販売を始めたのですが、販売実績といえば、外資系生保を含めても100件程度にとどまっているということです。予想では、1カ月で最低でも数百件になると、見ていましたので、予想を大幅に下回る結果となってしまっています。