医療保険料、75歳以上の徴収を半年凍結か

医療保険の保険料負担の問題高齢者医療費の負担増凍結問題を巡り、自民党は10月11日に、2008年4月から導入を予定していた75歳以上の一部の高齢者の医療保険料負担を半年間凍結する方向で最終調整に入りました。70―74歳の自己負担を現行の1割から2割に引き上げる措置も1年間先送りすることで、政府・与党は補正予算案を編成し、2000億円程度の財源を確保する方針とのことです。

自民党は10月中旬にも高齢者医療制度に関するプロジェクトチームを開いて、医療保険料の負担増の凍結で正式に合意する見通しのようです。医療保険料の問題は7月の参院選での与党の惨敗を受け、福田康夫氏が自民党総裁選の公約の柱の一つに掲げたテーマでした。医療保険料の問題は自民党公明党の両党が9月25日の連立政権合意の中で早急に結論を得るとしていた問題です。それにしましても半年間凍結とか1年間先送りとか、医療保険料の負担が一時期少しだけ先になっただけの結論で、いづれ早晩徴収しますよ、といっているようなものですね。